M01 · 長篠の三段撃ちをどう読む
正解: B · 定説のように語られたが、実施や具体像には検討が必要
答えと基本: 長篠合戦の三段撃ちの実施や具体像は、史料を比較して検討する対象である。
へえ!豆知識: 2010~2015年度の共同研究は、文書・覚書・軍記・合戦図などを関連付けて調べた。
テスト前の一文: 合戦の基本事項と、議論のある戦術の説明を分ける。
- 誤答 A: 三段撃ちは全くなかったと確定した — 検討が必要なことと、全くなかったと確定することは別です。単純な否定に置き換えず史料を比べます。
- 誤答 C: 絵に描かれた陣形はすべて当日の写真と同じ — 合戦図は当日の写真と同じものではありません。文字史料と画像史料の性質や成立時期を比べます。
M02 · 早雲の人物像はなぜ変わる
正解: C · 家系や同時代文書のつながりを検討した研究
答えと基本: 出自の説明は、家系や文書などの検討によって見直される。
へえ!豆知識: 生年も1432年説に対して1456年説が有力と説明される。両年の差は24年だが、すべてが確定したとはしない。
テスト前の一文: 研究の結論と、その根拠をセットで読む。
- 誤答 A: 人気ドラマの登場回数 — 登場回数は家系や文書のつながりを示す根拠ではありません。出自を支える資料を検討します。
- 誤答 B: 人物の強そうなイラスト — 強そうな姿の絵だけでは出自を確認できません。人物像の印象と史料の根拠を分けます。
- S19 · 小田原市 — 早雲出自の謎
- S20 · おだわらデジタルミュージアム — 小田原の歴史と民俗 戦国大名小田原北条氏
M03 · 安土城の湖岸が変わった
正解: A · 想定より南まで陸地が広がっていた
答えと基本: 調査では、大手南面は従来の想定より南まで陸地が広がっていたと説明される。
へえ!豆知識: 「湖に面した城」という全体像が同じでも、細かな湖岸の復元は変わりうる。
テスト前の一文: 新しい調査結果が、地図の復元範囲を修正することがある。
- 誤答 B: 想定より北まで湖が広がっていた — 見直されたのは、想定より南まで陸地が広がっていたという説明です。湖が広がる方向と取り違えないようにします。
- 誤答 C: 南面の地形は一切調査できていない — 大手門周辺などの発掘調査成果を踏まえた説明です。一切調査できていないという意味ではありません。
M04 · 安土城の姿が六つある理由
正解: B · 史料や建築の考証から、複数の姿が検討されている
答えと基本: 6つは建築学的考証に基づく復元案であり、天主が6棟あったという意味ではない。
へえ!豆知識: 見栄えのよいCGでも、確定部分と推定部分がある。
テスト前の一文: 復元図や模型を見るときは、根拠と推定の範囲を確認する。
- 誤答 A: 6棟の天主が同時に存在したことが分かった — 6つは復元案の数です。6棟の天主が同時に存在したという発表ではありません。
- 誤答 C: 6案は同じ設計図の色違いである — 複数の考証案の存在を示しています。同じ設計図の色違いという説明ではありません。
M05 · 本能寺という同じ地名
正解: C · 当時の寺域と現在の寺の位置を分けて確認する
答えと基本: 事件当時の寺域と、1591年に再建された現在地は異なる。
へえ!豆知識: 古地図や歴史GISでは、同名の施設でも年代によって位置が違う場合がある。
テスト前の一文: 歴史地図では名称だけでなく、年代と位置を照合する。
- 誤答 A: 名前が同じなので必ずよい — 同じ名称でも年代によって場所が違います。事件当時の寺域と現在地を別に照合します。
- 誤答 B: 現在の寺は歴史と無関係なので消す — 現在の寺も再建の歴史に関係します。消すのではなく、年代を付けて事件当時の場所と区別します。
- S22 · 京都市 — 本能寺跡 NA149
- S23 · 日本芸術文化振興会 文化デジタルライブラリー — 絵本太功記 ゆかりの地 本能寺
M06 · 高松城の堤は何日でできた
正解: A · 記述の成立時期を確かめ、発掘成果や他の史料と比較する
答えと基本: 岡山県は太閤記の記述を紹介しつつ、築堤の実像には様々な説があると説明する。
へえ!豆知識: 文献と現地の堤跡は異なる種類の証拠。組み合わせることで検討が進む。
テスト前の一文: 後世の記録を当日の実測記録と同一視しない。
- 誤答 B: 記述があるので長さ・高さ・日数の全てが確定 — 記述があることと実測で確定したことは同じではありません。県の説明では築堤の実像に様々な説があります。
- 誤答 C: 後世の本は一切研究に使えない — 後世の本も、何を示す資料かを確かめて使います。一切使えないとして捨てるのではなく、遺構などと比較します。
- S15 · 岡山県古代吉備文化財センター — 備中高松城跡
M07 · 兵糧を早く届ける道
正解: B · 水路
答えと基本: 山道は4時間、渡河ルートは5時間、水路は3時間。設定条件では水路が最短。
へえ!豆知識: 積める量、天候、川の流れ、港への道が変われば結果も変わる。
テスト前の一文: 資料の条件を読み、距離・速さ・時間を計算して比べる。
- 誤答 A: 山道 — 山道は12kmを時速3kmで進むので4時間です。距離だけでなく、ほかの経路の合計時間と比べます。
- 誤答 C: 渡河ルート — 渡河ルートは8kmを時速2kmで進む4時間に、渡河1時間を足して5時間です。短い距離だけでは決まりません。
- S28 · みるラボ 本仕様書 — 兵糧経路と見通しの教材用データ(教材用の仮定・外部リンクなし)
M08 · 木簡と水路の手掛かり
正解: A · 物資を城内へ運ぶ経路
答えと基本: 滋賀県は、遺構や木簡、道の構造から、物資搬入の経路だった可能性を示している。
へえ!豆知識: 城には戦うための場所に加え、食べ物や品物を運び込む仕組みも必要。
テスト前の一文: 発見物と位置の関係から役割を推論する。確定表現に変えない。
- 誤答 B: 戦いの勝敗を知らせる儀式専用の場所 — 荷札と思われる木簡と船を通す溝は、物資の運搬を考える手掛かりです。勝敗を知らせる儀式専用とは説明されていません。
- 誤答 C: 城下町を区画する行政上の境界 — 発見物は道や湖辺部と結び付けて考えます。行政上の境界とする説明ではなく、運搬の可能性を検討します。
M09 · 大名の豊かさを比べる落とし穴
正解: C · その資料条件での参考比較であり、戦国当時の実力は別に検討する
答えと基本: 異なる年代の統計を重ねても、戦国当時の実石高・収入・兵数が確定するわけではない。
へえ!豆知識: 細かい数字や境界線があっても、その細かさが歴史的な正確さを保証するとは限らない。
テスト前の一文: 資料の年代・集計範囲・指標の意味を確認する。
- 誤答 A: 戦国当時の年貢収入が確定する — 幕末期の参考石高を重ねても戦国当時の年貢収入は確定しません。資料の年代と指標の意味を確かめます。
- 誤答 B: 戦国当時の兵数が確定する — 別の年代の石高から戦国当時の兵数を直接確定することはできません。集計範囲や指標を区別します。
M10 · 二つの城は見通せるか
正解: A · 尾根に遮られる
答えと基本: 中間地点の視線は150m。尾根は160mなので10m高く、視線を遮る。
へえ!豆知識: 実際には樹木や建物、観測位置の高さも関わる。のろし網の実在をこの図だけで証明はできない。
テスト前の一文: 平面地図だけでなく、断面図と高さを読み取る。
- 誤答 B: 必ず見通せる — 両端だけでなく中間の尾根を比べます。視線150mより尾根160mが高いため、この条件では見通せません。
- 誤答 C: 城の名前だけで決まる — 見通しは名前だけでは決まりません。観測点と中間の地形の高さを断面図で比較します。
- S28 · みるラボ 本仕様書 — 兵糧経路と見通しの教材用データ(教材用の仮定・外部リンクなし)
- S25 · 国土地理院 — 標高 土地の凹凸
出典の確認日: 2026-10-14 · 出典一覧: https://miru-lab.jp/contents/sengoku-quiz#quiz-sources