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日本に何本のケーブルが接続されているか数えてみよう
太平洋を横断
東京↔ロサンゼルスを結ぶケーブルを探そう
ケーブルをクリック
1本のケーブルの容量や開通年を確認しよう
「日本の海底ケーブルマップ」は、日本と世界を結ぶ 国際海底ケーブル(サブマリンケーブル)網を地図上で可視化するコンテンツです。 私たちが日常的に使用するインターネットの大部分は、 海底に敷設された光ファイバーケーブルを通じて 世界中とつながっています。
普段は意識することのないインターネットインフラの 物理的な姿を知ることで、デジタル社会を支える テクノロジーへの理解が深まります。
「日本の海底ケーブルはどこに接続されているの?」という疑問の答えは、 太平洋・アジア方面のルートに合わせて、特定の海岸地域に集中しています。 海底ケーブルが陸上の通信網へつながる施設を陸揚げ局(ランディングステーション)と呼び、 この地図では各ケーブルの端点として概略位置を確認できます。 この地図に掲載している日本国内の陸揚げ局は、次の10か所です。
千葉県南房総市/KDDI
日本最大級の陸揚げ局。太平洋横断ケーブルの主要拠点。
接続ケーブル: FASTER、Unity、SJC、PC-1、ASE
千葉県南房総市/NTT
NTTが運営する主要陸揚げ局。アジア向けケーブルの拠点。
接続ケーブル: JUPITER、APG、ADC、SJC2
三重県志摩市/KDDI
太平洋側の重要拠点。複数の大容量ケーブルが接続。
接続ケーブル: FASTER、JUPITER、Topaz、SJC2、SJC
茨城県高萩市/KDDI
最新の超高速ケーブルTopazの陸揚げ地。
接続ケーブル: Topaz
茨城県ひたちなか市/NTT
北部太平洋ルートの陸揚げ局。
接続ケーブル: TPE、NCP
神奈川県二宮町/NTT
歴史ある陸揚げ局。太平洋横断ケーブルの初期からの拠点。
接続ケーブル: PC-1、TGN-Pacific
北海道石狩市/KDDI
北海道のデータセンター集積地。日本列島を周回するJIHの北端拠点。
接続ケーブル: JIH、北海道-秋田ケーブル
秋田県秋田市/KDDI
日本海側の重要拠点。北海道と本州を結ぶ。
接続ケーブル: JIH、北海道-秋田ケーブル
沖縄県本島/NTT / KDDI
日本最南西の通信拠点。アジア各国とのケーブルが集まる南の玄関口。
接続ケーブル: JIH(九州〜沖縄)
福岡県福岡市/NTT / KDDI
九州の通信拠点。アジア方面ケーブルの西側の要衝。
接続ケーブル: JIH(九州〜沖縄)
陸揚げ局が房総半島(千葉)に集中する理由は、太平洋を最短距離で横断して北米へ抜けられ、 かつ首都圏の通信拠点に近いという地理的条件にあります。 一方でこの一極集中は、地震・津波など災害時の脆弱性にもなり得るため、 近年は陸揚げ地の分散やルートの冗長化が通信インフラの課題として議論されています。 実際に2025年7月、ソフトバンクは新規ケーブル向けの陸揚局を北海道苫小牧市・福岡県糸島市に整備すると発表しており、 既存の集中地から距離を確保することで大規模災害時の通信途絶リスクに備える動きが始まっています。 総務省も2025年11月に有識者検討会を立ち上げ、海底ケーブルの防護策の検討を進めています。
※陸揚げ局の正確な位置は、安全保障上の理由から一部が非公開です。地図上の位置・運営会社・接続ケーブルは、 TeleGeography Submarine Cable Mapや各通信事業者の公開情報をもとにみるラボが独自に整理した概略情報です (出典の詳細は本ページ下部「データソース」をご参照ください)。
全7問。あなたはインターネットの裏側をどれだけ知っている?
国際通信データのうち、海底ケーブルを経由する割合はおよそ?
このコンテンツのケーブルルート・陸揚げ局(地名・運営会社・接続ケーブル)は、 以下の公開情報をもとにみるラボが独自に整理・編集したデータです:
※ケーブル・陸揚げ局の正確な位置は、安全保障上の理由から 公開情報に基づく概略位置となります。上記ソースの著作権・利用条件は 各提供元に帰属し、本サイトが独自ライセンス(CC等)を付与するものではありません。
Q. 海底ケーブル(サブマリンケーブル)とは何ですか?
海底ケーブル(英語: submarine cable、サブマリンケーブル)は、海底に敷設された光ファイバー通信ケーブルです。国際通信データの約99%がこの海底ケーブルを経由しており、インターネットの物理的な基盤を構成しています。この地図では日本に接続する海底ケーブルをインタラクティブに確認できます。
Q. 海底ケーブルは何本くらいありますか?
TeleGeography(世界最大級の通信インフラ調査会社)が2026年3月に公開した最新マップによると、稼働中・計画中を合わせて694本の海底ケーブルシステムが存在し、陸揚局は世界に1,893カ所、総延長は150万kmを超えます。日本には20本以上の国際海底ケーブルが接続しており、2025年だけでもJUNO・SJC2の2本が新たに運用を開始するなど、接続本数は増加を続けています。
Q. 海底ケーブルが切れたらインターネットは止まりますか?
通常は複数のケーブルが並行して敷設されているため、1本が切れても他のケーブルで通信を維持できます。ただし、地震や津波で複数のケーブルが同時に断線した場合は、通信速度の大幅な低下や一時的な障害が発生する可能性があります。
Q. 海底ケーブルの寿命はどのくらいですか?
一般的に海底ケーブルの設計寿命は約25年です。ただし技術の進歩が早いため、容量不足から15〜20年程度で新しいケーブルに置き換えられることもあります。旧ケーブルはバックアップや研究用として残されることがあります。
Q. 日本の海底ケーブルの陸揚げ局(ランディングステーション)はどこにありますか?
日本の主要な陸揚げ局は、北米・アジア方面のケーブルを受ける千葉県(房総半島の千倉・南房総など)や三重県志摩、茨城県、神奈川県、そしてアジアとの結節点となる沖縄などに集中しています。陸揚げ局は海底ケーブルが陸上の通信網へ接続される重要施設で、安全保障上の理由から正確な位置の一部は非公開です。地図上では各ケーブルの端点として概略位置を確認できます。
Q. 日本にはどんな国際海底ケーブルが通っていますか?
日本は環太平洋・アジアの主要な中継地点で、北米と結ぶ「JUPITER」「FASTER」、アジア各国と結ぶ「APG(Asia Pacific Gateway)」「SJC(South-East Asia Japan Cable)」など20本以上の国際海底ケーブルが接続しています。2025年5月には日米間の新ケーブル「JUNO」、同年7月にはKDDI・NECが建設したアジア域内ケーブル「SJC2」(総延長約10,500km、アジア10拠点を接続)が相次いで運用を開始しました。Googleも日本-ハワイを結ぶ「Taihei」(茨城県高萩市陸揚げ)などを計画中です。地図上で各ケーブルをクリックすると、接続国・容量・開通年などを確認できます。
Q. 海底ケーブルの通信容量はどのくらいですか?
最新の海底ケーブルは1本あたり数十〜数百Tbps(テラビット毎秒)の通信容量を持ちます。日米間の主要ケーブルは100Tbpsを超える容量を持ち、これは高画質動画を同時に膨大な本数伝送できる規模です。容量は技術進歩とともに年々増大しています。
Q. 海底ケーブルが切れる原因と、過去の障害事例は?
断線原因の多くは漁業(底引き網・投錨)や海底地すべり、地震・津波です。2006年の台湾沖地震では複数のケーブルが同時に断線し、アジアの通信に大きな影響が出ました。近年も台湾周辺(2025年1月・2月、2026年4月)、バルト海(2024年12月以降複数回)、紅海(2025年9月、アジア・中東で通信障害)で断線事案が相次いでおり、地政学的リスクとしても注目されています。日本周辺でも地震の多い海域を通るため、複数ルートによる冗長性確保が重要とされています。
Q. 海底ケーブルの安全保障対策は進んでいますか?
日本は国際通信の99%を海底ケーブルに依存しているため、総務省は2025年11月に有識者による「国際海底ケーブルの防護等に関する検討会」の初会合を開催し、法整備や予算措置を視野に2026年6月をめどに報告書をまとめる方針です。また陸揚げ局が房総半島・三重県志摩に集中するリスクを避けるため、ソフトバンクが北海道苫小牧市・福岡県糸島市への新規陸揚局整備を進めるなど、地理的分散の動きも進んでいます。
海底に敷設された通信用の光ファイバーケーブル。国際通信の約99%がこのケーブルを経由しており、インターネットの物理的な基盤を構成している。
海底ケーブルが陸上の通信網に接続される施設。ケーブルが海から陸に上がる地点に設置され、信号の中継・変換を行う。ランディングステーションとも呼ばれる。
1テラビット/秒(Tbps)は1秒間に約1兆ビットのデータを伝送する速度。最新の海底ケーブルは数十〜数百Tbpsの容量を持つ。
ガラスやプラスチック製の極細の繊維で、光の全反射を利用してデータを伝送する通信媒体。銅線に比べ大容量・長距離の通信が可能。
システムの信頼性を高めるために、予備の経路や機器を用意すること。海底ケーブルでは複数ルートの敷設がこれにあたる。
教育現場での活用アイデアをまとめました。
海底ケーブルマップを使って、インターネットの物理的な構造を調べる社会科の授業。「クラウド」は実は海底にあることを発見する。
進め方:
議論テーマ例:
海底ケーブルの災害リスクを分析し、通信インフラの強靭化について考える防災学習。
進め方:
議論テーマ例:
世界の海底ケーブルの位置・接続先・運営会社を閲覧できるインタラクティブマップ。2026年版は694の海底ケーブルシステム・1,893の陸揚局を掲載。
日本の情報通信インフラの現状と課題を網羅的にまとめた政府白書。海底ケーブルに関する記述も含まれる。
2025年11月発足。海底ケーブルの安全保障・法整備・予算措置を検討する有識者会議の資料。
日本の海底ケーブル敷設・保守を行うNTTグループ企業。ケーブル敷設船や技術情報を紹介している。
KDDIが運用する海底ケーブルネットワークの歴史と現状。国際通信インフラの発展を学べる。
このマップのようなブラウザで動く地図システム(WebGIS)の仕組みと作り方を解説。LeafletやMapLibreなどの技術を紹介。