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「オープンデータで見る地球」は、GIS(地理情報システム)で使えるオープンデータを実務者の視点でまとめたカタログです。
地形・地質・地震・海洋・行政区域など、分野ごとにデータの特徴・ライセンス条件・ QGIS連携情報を整理しています。「このデータは商用利用できるの?」 「QGISでどうやって読み込むの?」といった実務上の疑問に答えます。
本サイトはデータセットの紹介カタログであり、データ自体の再配布は行いません。 各データは公式サイトからダウンロードしてください。
地形・標高データ(DEM: Digital Elevation Model)は、GIS解析の最も基本的なデータです。 等高線の生成、傾斜分析、CS立体図の作成、洪水シミュレーション、ドローン飛行計画など 幅広い用途で使われます。
地質データは地面の下の岩石・地層の種類や年代を示します。 土木・建設工事の地盤評価、防災計画、環境アセスメントなど、地盤に関わる実務の基礎資料です。
地震・断層データは、震源位置・マグニチュード・断層の位置と種類を含みます。 地震ハザードマップの作成、プレートテクトニクスの教育、防災計画の基礎資料として使われます。
海洋データは海底地形、海岸線、海底地名など海に関する情報を含みます。 海洋研究、航路計画、海底ケーブル敷設、環境アセスメントなどに利用されます。
ベースマップは地図アプリの背景として使うタイル画像、行政区域データは 市区町村・都道府県の境界ポリゴンやインフラ情報です。 あらゆるGISプロジェクトの基盤として使われます。
各データセットに付けている★評価は、測量・GIS実務者の視点から 以下の基準で総合的に判断したものです。
DEMデータ(Copernicus DEM・基盤地図情報)から傾斜分析を行い、土砂災害リスクを評価。 地震データ(ISC-GEM・USGS)と活断層データ(GEM)を重ね合わせて地震ハザードマップを作成できます。
GEBCOの海底地形データで水深を把握し、GSHHGの海岸線データで陸海境界を確認。 海底ケーブル敷設ルートの検討や船舶の安全航路計画に活用できます。
シームレス地質図で建設予定地の岩盤種類を確認し、DEMから傾斜・地形を分析。 トンネル掘削やダム建設の事前調査で地質リスクを定量的に評価できます。
国土数値情報の行政区域・道路・鉄道データと人口メッシュを組み合わせて 交通アクセス分析や商圏分析を実施。地理院タイルを背景地図として活用できます。
ISC-GEMカタログの震源分布から環太平洋火山帯の構造を学習。 GlobalCMTのビーチボール図で断層メカニズムを理解し、GEMの活断層データで プレートテクトニクスを可視化できます。
SRTMやCopernicus DEMの標高データから流域解析を実施し、河川の集水経路を算出。 GSHHGの河川・湖沼データと組み合わせて水資源の分布を把握できます。
※ 各データセットのライセンス・利用条件は提供元の公式サイトでご確認ください。 本カタログの掲載情報は参考情報であり、最新の利用規約は提供元が優先されます。
Q. GISオープンデータとは何ですか?
GISオープンデータとは、地理情報システム(GIS)で利用できる無料公開データのことです。政府機関や国際機関が標高・地質・地震・海洋などの地球科学データをインターネット上で公開しており、QGISやArcGISなどのソフトウェアで分析・可視化できます。
Q. DEMデータ(数値標高モデル)はどれを使えばいいですか?
日本国内の地形分析には基盤地図情報 数値標高モデル(国土地理院、5m/10mメッシュ)が最も高精度でおすすめです。世界全体を対象にする場合はCopernicus DEM GLO-30(30m解像度、商用利用可)が最適です。著作権表示なしで使いたい場合はパブリックドメインのSRTM(30m/90m)が便利です。
Q. 商用利用できるデータはどれですか?
Copernicus DEM、SRTM(パブリックドメイン)、基盤地図情報、GEBCO、ISC-GEM(CC-BY 4.0)、USGS地震データ(パブリックドメイン)、GEM活断層(CC-BY 4.0)、GSHHG(LGPL)、地理院タイル、OpenTopography、国土数値情報が商用利用可能です。シームレス地質図とGlobalCMTは学術利用中心で商用利用には制限があります。
Q. QGISでこれらのデータを使うにはどうすればいいですか?
GeoTIFF(DEM等)はQGISにドラッグ&ドロップで読み込めます。Shapefile/GeoJSON(地質図・行政区域等)も同様です。CSV(地震データ等)はデリミテッドテキストレイヤとして緯度経度を指定して読み込みます。タイル画像(地理院タイル等)はXYZタイルとしてURLを登録して追加します。
Digital Elevation Model(数値標高モデル)の略。地表面の標高をグリッド(格子)状に記録したラスタデータ。地形解析や3D可視化の基礎データ。
位置情報(座標系・範囲)が埋め込まれたTIFF画像形式。DEMや衛星画像の標準的な配布形式で、QGISなどで直接読み込める。
ESRI社が開発したGISベクタデータ形式。点・線・ポリゴンの地物とその属性を保存する。.shp/.dbf/.shxの3ファイルセットで構成される。
Creative Commons Attribution 4.0 International ライセンスの略。著作者のクレジット表示を条件に、商用利用を含む自由な利用を許可するオープンライセンス。
教育現場での活用アイデアをまとめました。
DEMデータをQGISに読み込み、任意のルートの地形断面図を作成して地形の特徴を分析する活動。
進め方:
議論テーマ例:
USGS地震データをQGISにプロットし、プレート境界と地震分布の関係を視覚的に理解する活動。
進め方:
議論テーマ例: