『孫子』|戦わずして勝つ
敵城の兵糧と援軍の道を調べ、勝てる条件が整うまで戦闘を避ける。
ジレンマ:待てば民の被害は減るが、敵の援軍を許すかもしれない。
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戦国評定編|六人の聞き書き
序章|雪解け前の評定
永禄の冬、山あいの城へ三通の知らせが届きました。敵城の兵が峠に集まり、城下では兵糧が減り、雪解けまで大軍を動かせない見込みです。決断を急ぐ声がある一方、村の水害や道の状態を確かめたい者もいます。
あなたは城主として、御前会議を開きます。まず六人の話を聞き、攻めるか守るか、それとも調べて待つかを決めてください。

以下は兵法書の考え方を、この架空の評定に当てはめた例です。実在の武将が同じ状況で必ずそう動いた、という断定ではありません。
敵城の兵糧と援軍の道を調べ、勝てる条件が整うまで戦闘を避ける。
ジレンマ:待てば民の被害は減るが、敵の援軍を許すかもしれない。
民が納得して兵糧を支えられるかを見る。守りの費用を誰が負うかを決める。
共有地の悲劇:各村が自分の備蓄を守ると、城全体の冬支度が崩れる。
偽の兵力で敵を迷わせる。ただし味方にも本当の作戦を隠す必要がある。
信頼ゲーム:裏切りを防ぐための欺きが、味方からの裏切りを誘う。
声が多いことと、判断に届いていることは同じではありません。誰の声が中心に集まっているかを見てみましょう。
聞いた声:0 / 6
発言を聞いてから影響を振り返ります
「名のある家臣の案なら、失敗しても国は納得する。」
発言を聞いてから影響を振り返ります
「敵が動く証文ばかりが、やはり集まっておる。」
発言を聞いてから影響を振り返ります
「我らなら一夜で城を落とせる。恐れる理由がない。」
発言を聞いてから影響を振り返ります
「年貢が遅れたのは、村人の怠けではなく水害です。」
発言を聞いてから影響を振り返ります
「新しい策で失う銀を考えれば、今のままがよい。」
発言を聞いてから影響を振り返ります
「昔からの評定を変えれば、記録も民も混乱します。」
囚人のジレンマ
隣国と同時に兵を退けば民は助かる。一方だけが裏切れば、裏切った側が得をする。
トロッコ問題
攻めれば少数の兵を危険にさらして多数の城下を救えるかもしれない。誰を犠牲にする判断か。
共有地の悲劇
兵糧や薪を各村が取り合えば、短期的には得でも冬全体が越せなくなる。
正解を当てる章ではありません。どの選択が、誰にどんな代償を負わせるかを考えます。
隣国の使者が「今夜、門を開ければあなたの家臣だけは助ける」と持ちかけました。受ければ短期的には有利ですが、同盟と民からの信頼は失われます。