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AIが衛星画像から読み取った日本の姿を、人間が作った地図とスワイプで見比べる
AIの地図を読み込み中…
左が人間の地図(国土地理院の標準地図)、右がAIの地図 — Sentinel-2やALOS-2などの衛星画像を機械学習で分類した土地被覆図(JAXA・解像度10m)です。 中央のバーをドラッグすると、同じ場所を「人間の目」と「AIの目」で見比べられます。
人間の地図は道路・建物・地名など人の活動を抽象化して描くのに対し、 AIの地図は地表が実際に何で覆われているか(森・水田・草地・人工物…)をピクセル単位で塗り分けます。 AIレイヤーを薄くすると、下の航空写真と照合して「AIの判定が正しいか」を自分の目で検証できます。
逆に「AIの間違い探し」も面白い使い方です。ゴルフ場が「草地」になっていたり、 広い駐車場が「裸地」に見えたり — なぜAIがそう判定したかを考えると、機械学習の特性が見えてきます。
この土地被覆図は、JAXA地球観測研究センター(EORC)がSentinel-2(光学)とALOS-2/PALSAR-2(LバンドSAR)を中心に複数の衛星観測を組み合わせ、 JAXA独自のCNNベース分類器「SACLASS2」で日本全土を15クラスに分類したものです(高解像度土地利用土地被覆図 v25.04・2024年版)。
人手で作った教師データ(正解ラベル)でモデルを学習させ、日本全土へ適用する — これは「AIによる画像セグメンテーション」の代表的な実応用です。 同じ仕組みは災害時の浸水範囲把握、農地管理、生態系評価などに使われています。
JAXAが公表する全体精度(overall accuracy)は版やカテゴリ数で変わります。 12カテゴリ版(v21.11)で 88.9%、 カテゴリを増やした改良研究(関東域)では19カテゴリで 93.5%±2.0% と報告されています。本デモが使う2024年版(v25.04)は15カテゴリです。
ただしクラスごとに得意・不得意があり、森林の種類(落葉/常緑×広葉/針葉)の区別や 都市内の小さな緑地などは一般に難しい傾向です。 AIレイヤーを薄くして航空写真と照合し、自分の知っている場所で「AIの判定が正しいか」を確かめてみてください。
v0(初版)では東京・大阪・名古屋・札幌・福岡・仙台・広島の周辺を収録しています。 データ自体は日本全土が公開されているので、反響を見ながら拡大予定です。
2024年の観測に基づく最新版(v25.04、2025年4月公開)です。 同シリーズには2020年・2022年版もあり、時点間の変化(都市拡大・メガソーラー増加など)の 可視化を次のバージョンで予定しています。
土地被覆データ: JAXA 高解像度土地利用土地被覆図 v25.04(2024年版)をJAXA Earth API経由で取得し、 主要7都市周辺をタイル化して使用(利用ポリシー)。 ベースマップ・航空写真は地理院タイルです。