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点・線・空白をどのように読み分けるか
footstepsでは、出来事の記述、場所の比定、地点間の経路を同じ確かさとして扱いません。史料や研究書から確認できる範囲と、編集上の推定や未解決部分を区分し、画面上でも見分けられるようにします。
一次史料や研究書に、対象人物の行動や所在に関する記述を確認できる場合に用います。史料に書かれていることと、その記述が確定した事実かどうかは分けて読みます。
複数の記述、年代関係、周辺事情を組み合わせて編集部が推定した場合に用います。推定の根拠を示し、史料本文の直接記載とは区別します。
歴史地名や記述に対応しうる現代の場所が複数あり、一地点に絞れない場合に用います。候補を示しても、確定した場所としては扱いません。
現時点で参照した史料・研究書からは、記述内容や場所を判断する材料が足りない場合に用います。不足部分を推測で埋めません。
地点間の移動または経路について、参照資料に対応する記載を確認できる線です。実線で表示します。
複数の記録や時系列から、編集部が移動を推定した線です。破線で表示します。
移動の順序や大まかな関係を示すための線です。実際の通行経路や距離を表すものではなく、点線で表示します。初期状態では非表示とします。
地点間の経路を示す材料がない区間です。分類情報は保持しますが、地図上には線を描きません。
出発地点と次の到着地点が分かっていても、その間に通った道、立ち寄った場所、移動手段まで分かるとは限りません。二地点を自動的に結ぶと、確認できていない経路が実際の移動として受け取られるおそれがあります。
そのため、対応する線データがない区間、「不明」に分類された線、位置不明の地点を含む区間には線を描きません。自動再生も区間の手前で停止し、「この間の経路は分かっていない」と表示します。閲覧者が再開を選んだ場合に限り、次の記録へ進みます。
新しい史料、校訂、研究、地名比定の見直しにより表示内容を変更する場合は、変更前の判断を黙って置き換えず、訂正履歴へ記録します。
訂正履歴には、変更日、対象となる出来事や地点、変更の種類、理由、参照した出典を可能な範囲で示します。誤記の修正だけでなく、確かさの区分を変更した場合や、線を追加・削除した場合も対象とします。
根拠が競合する場合は、一方を確定扱いにせず、問い・仮説・支持材料・弱める材料・今後の確認事項として並べる場合があります。
掲載内容は史料・研究書の記述に基づく編集部の整理であり、確定した史実を保証するものではありません。学術研究・調査・旅行等の最終判断の根拠にはしないでください。
歴史地名と現代地名の対応、年代、人物関係、移動経路には複数の解釈がありえます。地図上の位置や線は、それぞれに表示した精度・区分・出典とあわせて確認してください。
Q. 地図にピンがない出来事も掲載するのはなぜですか?
出来事の記載と、その出来事が起きた位置を特定できることは別だからです。場所が分からない出来事も時系列には残し、地図上の位置は不明と明示します。
Q. 地点間を直線で結ばないのはなぜですか?
二つの地点が分かっていても、実際に通った経路が分かるとは限らないためです。対応する根拠がない区間は線を描かず、再生を一度停止します。
Q. 新しい史料や研究が見つかった場合はどうなりますか?
根拠を確認したうえで表示や説明を見直し、変更日、対象、理由、参照した出典を訂正履歴へ追加します。